フィクション・プレイン


ヘヴィ・ロックやポップ・パンク全盛の今、こういうバンドが異色バンドになってしまうパラドックス。スティングの息子、ジョー・サムナー率いる4人組フィクション・プレインのデビュー・アルバム。ある世代にとっては、懐かしい音であり、ある世代にとっては新鮮な音。かつてスティングが率いていたポリスや、80年代のU2を思わせるギター・ロック・サウンドを、スティングに似て、ちょっとかん高いジョー・サムナーの歌がぐいぐいとひっぱる。感情があふれかえる歌唱は、U2のボノを思わせる瞬間もある。だからと言って、彼らは単なる80年代リバイバリストなどでは決してない。ニルヴァーナがスタートだったと語るとおり、アンチ・ポピュラーな精神が歌のメッセージにも、そのサウンドにもしっかりこめられている。
内容(「CDジャーナル」データベースより)
スティングの息子であるジョーのバンドのデビュー・アルバム。U2やキュアーのような80年代ロック/ポップを彷彿させる湿気のあるギター・サウンド&ヴォーカルを聴かせる、英国らしいバンドだ。

声がスティングだったのに、音が軽すぎるから別人だよなぁと訝しく思っていた彼ら。なんてこたない。ほんまもんの親子でした。

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