篠原 烏童
霊媒師の家系に生まれたクォートは、動物霊としか波長が合わず、しかも自分に触れている者にその霊の姿を見せることは出来ても自身は霊の姿を見ることも声を聞くことも出来ない、霊媒師としては四分の一人前の青年。しかし愛猫のハーフ(前世が犬だったことからクォートにとても忠実で、しかも今は猫だから霊的なモノにとても敏感)の優秀なサポートにより、なんとか仕事をこなしている…。(あとは自分の『顔』で。とても美形なのでスマイル一つ振りまけば、色々と乗り切れる)
落ちこぼれだけど心優しい 動物霊媒師・クォートと、健気で愛らしい猫・ハーフが、次々に霊的な事件を解決していく、ハートフル短編集
烏童さんの描かれる動物がとても好き。目が良い〜vvv  みんなとても優しい目をしていて読むたびにじわっとしてしまう。
特に好きな短編は以下の三つ。
アールグレイがドアの前でじっと主人を待つ姿にほろり。(←雲の上でのこと)
川に落ちた女の子を、ハーフに憑依(?)して助けた時のレトリバー目にほろり。
スタークが男の子をかばって炎の中に立つ姿にほろり。
わははは。泣いてばっかり。だけど良い話だわ〜。
続編が出て全二巻ですが、現在文庫本一冊にまとまってるみたいです。立ち読みする時には涙に注意?

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