って分かっていても、やはり自分基準とは別の常識を聞くとちょっとビックリします。


「そこをなんとか」 2巻 / 麻生みこと

はっ。注意書き忘れてた!以下ネタバレ有りです、有りまくりなんです!






6th Fightで、大学祭で裁判員制度体験教室〜みたいな事やってます。一般人参加者を6人ずつに分け、そこに弁護士を裁判長役(らっこの上司、菅原さん)に、学生2名を左・右陪席裁判官役に置き、合計9名のチームで実際の事件を元に模擬審理を行ってみて、来年からの裁判員制度に備えてみましょうと(※連載時は昨年)。
そこに、一般人のフリして参加したらっこ。同じチームに主婦C田がいます。このおばちゃんしーだ(←C田)が「普通、善良、箱入り、想像力無い」…なんというか、こんな人で。普通に良いお母さんでとても好感持てるし安心できるし面白い人なんだけど。
以下、しーだのトンデモ発言集。

◆「さつい」って何ですか?

ええ?そっから?メラッて殺意わく経験無い?すごい良い環境で善良に幸せに生きてきた人? つか、国語の漢字問題じゃ…本読もう。

◆何が「死ぬだろう行為」にあたるか分からない。

…想像力足んね〜…で済ませて良いものかどうか非常に引っ掛かる…。 それともそんな事に全く縁の無い奇跡の世界の住人か。
どこ刺されたら死の危険感じる?腕?手首?首?胸は?という質問に対して、

◆腕以外全部ダメです!

どこもダメ!と自分常識でツッコミ入れた。
腕なら刺して良いんだ?!境界線どこ?

◆じゃあ無期懲役で

このへん面白くて好きです。気持ちは分かる、状況によるが。 ただ、らっこがポロリと漏らした「出て来ますよ?無期。約17年(平均)で」って方がものすごい衝撃だった。「無期」って……!!?

◆何で?痛そうだもの抜くでしょ?普通助けようとして

被告人(犯人ね)は刺したあと、その刃物を「抜いた」んですよ。死因は失血死。殺意は無かったなんて言ってるが解せないぞ、とは同チームF岡(医師)氏。 このすぐ後に、しーだの上記発言。
このしーだの無邪気な言葉に、「ナイフ刺さったままにしとけばナイフ自体が止血してる状態になり余計な出血を食い止められる…なんて子供でも…」と説明するF岡の言葉も段々と尻すぼみ。 そしてチームの皆が「常識」について考える。
まあ、子供は免除するにしても大人なら。現にこのチームでは、しーだ以外は皆知ってたわけだから。
は〜、これを知らない人もいるんだ、はは〜と笑いながら私の母に話したら…母も知らなかった…!!「ええ?痛そうだもの。抜いてあげるでしょ、普通」と言われた。
愕然。いやいやいや、抜かないでいてあげて!死んじゃうかもだから、そっとしといたげて。そして、死なれたら逆に罪に問われかねないんだから止めといてとも。なんか納得いかない顔してたんで、「肉の。人間の身体から刃物抜く感触なんて気色悪いもんが、一生消えないよ」と言ったら想像できたようで、納得してくれた模様。

あと1つ。これはらっこが言ったんですが「被告人には偽証罪は成立しません」…!!そうなの?!なんだそりゃ、納得いかん!と。
この話ではしーだの発言と母にも驚かされたが、らっこが語った「無期」と「被告人に偽証罪は成立しない」って事実の方が、とても興味深かった。

〜〜〜〜追記〜〜〜〜
そういえば、もう一点気になるところがありました。このチーム、らっこと菅原はレギュラーだから除外するとして、他7名は以下のように氏名を伏せて紹介してあります。
A山(右陪席裁判官役の学生)
B場(左陪席裁判官役の学生)
C田(主婦)
D本(大学生)
E木戸(会社員)
F岡(医師)
T後(八百屋)
…ん?Fの次はGなんじゃ…彼に何か思い入れでもあるのか、フェイントなのか、はたまた作者麻生さんの常識なのか、本当に頭文字をイニシャルにしたのか。
青山、馬場、椎田(千田?)、堂本、榎木戸、藤岡、丹後。とか…?
気になる。八百屋T後のナゾ。



今日は雨が降っていて寒い。

夕べ、遠方の友人から連絡があった。来月、久しぶりに帰省すると。何年ぶり?思い出せないくらい久々です。おかえりんご〜。


若木さんの「イデアマスター」あったが、一冊しか無いから色んな人が触って読んだっぽいし、オビがグシャグシャ、更に破けていたんで購入は見送った。やはりネットで購入が良いかな。
こうやって最終巻が出たのに、今後、コバルトで既刊済の5冊くらいだっけ?それ全部が幻冬舎から発行されるみたい。イラストは藤田さんで…ぐぐ、欲しい、内容は同じなのに。 あ、でもそれぞれ番外編がつくみたいだし…あ〜せめて文庫サイズにして、置き場に困る(コバルト既刊分を手放す気は無い〜)。

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