ごめんなさい

2010年12月21日 楽器
食わず嫌いでした。
一巻読んだら面白かったです。早めに二巻も買ってきます。


ましろのおと 一巻 / 羅川真里茂


いや、なんとなく白泉社の作者が少年誌にってパターンは、面白くないというイメージがあったので素通りしてました。
あらすじをよくみれば、私の好きな津軽三味線のお話しだとあったからとりあえず一巻だけでもと。ずっと素通りしてなくて良かった〜。
なんというか、これ。方言が分かんない読者(が大半だと思う)はとんでもない発音で読むだろうなと…正してやりたい…と思います。まぁ、ちょっと地域は違うからあやふやなとこもあるけど。




三味線、好きです。
上妻や吉田兄弟の影響じゃないよ。もっと前、子供の頃から。
津軽三味線といえば「高橋竹山」
実際のところ、周りがそう言うからそう(竹山が一番)なんだ、とずっと思っていて、プロの演奏に違いはそれほど出ないものだろうと思ってたんですよね。
それが今年、出勤途中の車の中。某FMラジオ番組で4日間、毎回約15分くらいで竹山の特集組んでたんです。たしか今年は竹山生誕100年だったからかな。
で、何回目かの放送で、竹山が東京の有名なライブハウス(チケット入手困難なライブで、外には入れない人々が大挙してたそうです)で演奏した時の生ライブ音源ってやつですか?それを流したんです。竹山がもそもそっと話して、客を笑わせて私も笑って。いざ演奏となったら。

すごい。

の一言。こんなに音に重みのある演奏なんて初めて聴いた。体に圧力かかる音なんてめったに無い。
一時期、テレビでもラジオでも流れまくってた上妻の音なんてメじゃ無かった。生で聴いたことのある吉田兄弟の音なんて比べ物にならなかった。
竹山を語る時によく使われる、竹山の演奏は竹山の人生そのものの重み、という意味を初めて理解した瞬間でした。
もー、凄かったよ〜。圧倒された。ラジオから聴こえる音だけでこうだから、生で聴いたら私どうなるんだろう。聴いてみたかった!



あ、なんか真面目に語っちゃった。いやん。




ちなみに今まで聴いた音で、体に圧力のかかるという経験は二度ありました。
一つ目は、小学校低学年かまだ小学校にあがる前。
四方を山に囲まれたカルデラ湖上で打ち上げられた花火の音。山々に反響して雷のようにゴロゴロと鳴る音が、頭のてっぺんから爪先までを震わせました。今思えばあれは、体内の血液が音に反応して波打ってたんじゃなかろーか。
二つ目は、中学生の頃に祭りで聴いた和太鼓の音。
祭りの夜に夜店をブラブラしている時にちょうど夜間運行中の山車が、すぐ脇を何台も通りました。山車には人が乗っていて、大太鼓・小太鼓・笛で祭り囃子を演奏しているんです。山車同士の共演だったり、喧嘩囃子だったり。この時、大太鼓に合わせて心臓が圧迫されて困りました。息苦しくて何度も立ち止まってしまうんです。
私の場合、心に深く刻まれる音って体に影響及ぼしてんですよね。分かりやすい。

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