6月の最初頃に、萌えたーとかいていたDVDの話。
ネタバレしてます!気を付けて。




【DAYBREAKERS】

現代の吸血鬼の話でした。

「その伝染病は一匹の蝙蝠から始まった。それは瞬く間に全世界に広がり、人類は激減した」
物語はその10年後から始まります。

この伝染病ってのが、まんま、人間が吸血鬼になっちゃう病。心臓は止まり、人血を求め、日の光を浴びると燃えて死んでしまう。
病が蔓延して患者(=吸血鬼)達は人間を襲って殺し、若しくは感染させ、吸血鬼は増え続け、気づけば食料危機(人間不足)状態。もちろん残り少ない人間たちは隠れ暮らしているから、容易には見つからない。
その為自分や、自分と同じ吸血鬼の血を飲み、狂って変異していく者が続出。軍や警察が取り締まりを厳しくしていくが、彼らもまた飢えていた。

主人公吸血鬼エドワード・ダルトン(イーサン・ホーク)の勤務する会社では、人間を捕え、機械に繋いで血を採りそれを売って莫大な利益を得ていた。だが繋がれている人間達もどんどん衰弱死していくので、エドワードら研究者達は「代用血液」の開発を急かされる毎日。
ある時、以前助けた人間が彼の家へやってきて、あって欲しい人がいると言い・・・。


だいたいこんな感じで始まっていきます。
現代の話だから、吸血鬼になっても普通に地下鉄や車に乗って、会社員してます。昼夜逆転してるけど。ふふ。世知辛いねぇ。
車だって日光を遮断してモニターを見ながら運転できるようになっているので、昼間にドライブしたいものはできる。
まぁ、日中出歩くのなんて食糧(人間)探しをしている軍隊がほとんどですが。

前置き長くなった。そう、兄弟萌えー!と叫んでたんでした。ここから妄想スイッチ入ります。
主人公エドワードは人間の血は飲まず、他の生き物の血を飲んで生きる、生きるのに疲れている、人間擁護派の吸血鬼。彼にはフランキーという弟がいます。
ある夜、「誕生日おめでとう、兄さん」つってフランキーがワイン片手に訪ねてきます。  そんな弟に「10回目の35歳だけどな」と皮肉を返すエドワード。
そんな兄を宥めつつ、プレゼントのワインを開けるフランキー・・・が、中身はワインではなくて天然純度100%の人血。
顔をしかめるエドワードに、しかしフランキーは「仕事上の特権ってやつさ」と悪びれない。フランキーは人間狩りが主な任務となってしまった軍隊に所属しており、狩った人間を兄のいる会社に卸していた。
しかしエドワードは人血は飲まないと突っぱね、いつから人血を飲んでないんだ?!と言い寄るフランキーと口論になり、瓶の中の血を全て流しに捨ててしまう。
ここでフランキーが「俺が何のために軍隊に入ったか、何にも知らないくせに!!」と激昂します。
ここまでなんとも思わずに観ていたんですが、この一言でカッチーっとスイッチが入りましたね。
もしもの時にはお兄ちゃんを飢えさせない為と、お兄ちゃんの会社に血を卸すことで、彼の地位を確かなものにしてやろうとか、そういうっっ!!?
一気にテンション上がりましたよ。
両親に関する話は出てこないから、きっと兄弟二人きりで苦労して育ってきて、兄は弟を必死で守り育て、弟はすっげーブラコンに違いない!と、勝手に生い立ち捏造。
このあと、偶然から病が治って人間に戻れた人間(ウィレム・デフォーの役。名前忘れた)から協力を求められ、弟と敵対関係になっちゃってどうなることかと思いました。いまいちエドワードからはフランキーに対する愛が伝わってこないから、これは完璧にフランキーの片思いかなと諦めかけていた頃、人間達と話していて「なんで吸血鬼になったのか?」みたいな質問をされたエドワードの口から「愛する者に裏切られた・・・」とポツリと漏れてきて。
よっしゃー!!!! ガッツポーズ取りたいくらい。
これはもう、深読みできるよね?! 何らかの理由でフランキーから感染したんだな?!! と妄想が広がる広がる。実際のところ「愛する」とエドワードが言ったかどうかは覚えてません。完全に私の妄想です。でも、思い返すともう、そう言ったとしか思えないから書いちゃう。

しばらくして、太陽の光に焼かれて死にかけるというたいそう苦しい方法をデフォー様から伝授されて、病を治して人間に戻れたエドワード。
ある日、フランキーがとうとう兄を見つけて尾行し、デフォーを殺して連れ戻そうと大興奮。フランキーも飢えで少し精神的に不安定になっていて「人間に戻れるなんて嘘だ!」とか「俺が兄さんを吸血鬼にしたのは自分の出世なんかのためじゃない! 仲間にしないと兄さんは! 自ら死を選ぼうとしていた・・・!!」って、泣きそうな顔して叫びやがった…!! ぶらぼーっっ。
どうにかフランキーを宥めて落ち着かせたけど、飢えていた彼は次の瞬間!
デフォー様に飛びかかりやがった。ちっっ、ここでエドワードの首に食いついてたら最高だったのに。

『正気に返ったフランキーは兄の亡骸を抱きしめて号泣した。そして兄を抱いたまま太陽の下へ・・・』

なんちゃって。嘘です、ただの妄想。
それでなんと。ここで判明したのはあっけないほど簡単な病の治し方。一度病が完治した者(デフォー様や、エドワードのことです)の血を飲めば治っちゃうという何とも・・・。


そしてエドワードはたった一人で、悪役(エドワードの勤めていた会社)に拐われた人間女性を助けに向かう。そして絶体絶命の危機が迫った時!颯爽とエドワードを助けに現れたフランキーだったが、飢えた吸血鬼達には敵わず…。

ここで由々しき事態が起こりました。
なんとエドワードの野郎め。自分を助けに来て、目の前で大勢の吸血鬼達に襲われている弟をチラ見しながら、後ろから忍び寄った二人くらいの吸血鬼に連れ去られた人間女性を助けにその場を去ってしまったんです。
い〜や〜!イーサン・ホーク最低。あ、違った、エドワード兄さん、最低、でした。
結局最後は車で突っ込んで来たデフォー様に、エドワードと女性は助けられて話しは終わり。


ああ、何度思い返しても最後の兄の行動にムキーッとなる。

コメント

nophoto
BrettTex
2017年6月13日3:06

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